Hyper LOCO -EF65&HI.TECH.LOCO-
TOTAL(07'05'06-) 


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EH200-Blue Thunder- 形態分類

EH200は急勾配線区用のインバータ機関車として2001年、試作車(901号機)が誕生した。
2003年に量産され、以来高崎機関区に所属・配置されている。元々は上越線用のつもりだった模様。
自重が軽すぎるため、空転しちゃって上越国境の山を登れないんだとか。ちなみに上越線には入線実績すらありませんが・・・。
それでも主電動機の定格出力は1基565kW、上り25‰勾配で1100tを引き出すことができる。
それはさておき、下に試作車と量産型の写真を並べてみた。違いは・・・・・・・・・・・・・・・はっきり言って何も変わりません(ぉ


【試作車】 901号機


【量産車】1〜20号機
 ※2008/05時点では18号機まで落成


試作車と量産型の相違点
1.フロントガラスのピラー
試作車ではフロントガラスの正面にドカンとピラーが付いているが、1号機以降はそれが撤去。
ちなみに量産型はサイドピラーも細くなっている。

2.ワイパー
一言で言うと形が変わりました・・・。
フロントガラスのピラーが無くなったぶん、視認性の向上という意味でも変更されたのかな??
これのおかげで非常にスッキリとした印象に。

3.パンタグラフ
試作車ではFPS-4形を搭載、量産型ではFPS-4A形を搭載。
空気上昇式へと変更されたようだ。
※901号機は先日の四方津での故障で付け替えられた可能性があります

4.連結器周辺
試作車では設置されていないが、量産型では新たに開放テコカバーが設置されている。
M250系(スーパーレールカーゴ)でも試作車にのみ設置されていないが、試作車には設置しない方針なのか?!
そしてテコの形状も微妙に変化している(901号機→量産で)
その他若干差異がみられる。

5.前照灯まわり
ライトボックス(ライト周りの抑え金具など)や反射板掛けには変化はない。
が、ライト周辺の白い帯の塗り幅。量産型では手すりが設置されているため細めになっている。

6.上部ライトボックス
少しだけ下のほうに移動しました。
また、フロントガラス上部に新たに傾斜が設けられているのもその一因か・・・

7.側面ロゴ
やっと見つかった最大の差異。それは・・・・・・・・・
側面のロゴ。愛称募集前に製造された試作車ではデカいJRFロゴ(側面向って右側)のみ、
量産型以降はJRFロゴ(側面向って左側)に加えて「Blue Thunder/ECO POWER」の愛称ロゴが貼付されている。

8.側面ナンバープレート
どちらも運転室から見て向って右側に設置されているが、量産型以降は助手席側の窓下に設置。
あれ、JR貨物の銀色ロゴは試作車ではどこへ??
また、量産型からはエンド番号を示す番号がドア横に書かれている。

9.塗り分け
試作車は車体下のグレーの塗装部分が広くなっている。そのため青い塗装は反射板掛けの部分まで。
いっぽう量産型では開放テコカバーの真ん中辺りまでの塗装にとどまっている。


文章で説明されても分からないと思うので、901号機を見下ろした写真をこちらに置いておきます。
究極に重いのでご注意ください(^^;

量産型同士での相違点
おまけ。
5号機以前に製造された機関車は勾配を上がる際に空転問題が発生したため、一度製造が中断された。
そのため、6号機以降はCPUの変更や砂箱の増設(1車輪に対し2つの砂箱を設置)をし、空転防止をしている。
ちなみにそれまでのカマは1車輪に対して砂箱1つ。